新春浅草歌舞伎2006

「鳴神」
獅童さんの鳴神上人と、亀治郎さんの雲の絶間姫。面白可笑しく楽しんで見ました。歌舞伎十八番の内の作品で、「これぞ歌舞伎!」とゆう感じ。一緒に行った知り合いも「わかり易くて歌舞伎が近く感じた」と言っていました。亀治郎さんが鳴神上人に介抱されているところで、もっともっと鳴神上人が夢中になるくらいの色っぽさを出してもらえたら・・と感じました。いつか七之助さんの雲の絶間姫が見たいな〜・・。
仮名手本忠臣蔵」5・6段目
七之助さんが勘平。義父を殺してしまったと思い込み、義母に責められて苦悩するところが狂気を感じました。今までの七之助さんが一皮も二皮も剥けた様な。最後の自らの首を切って死んで行くところは、美しさと壮絶さがあって鳥肌が立ちました。見に行って良かった!!勘太郎さんのおかるは情の深い女房がよく伝わって来て、とても芝居に入り込み易かったです。
勘太郎さんが勘平。とても残念な事に、疲労と睡眠不足から眠気が・・(←またかよ)。七之助さんのおかるは勘太郎さんの時よりも印象薄い感じ。七之助さんの女形らしいポヨヨ〜ンとした女性でした。もうちょっと「主人の為に廓に売られる」とゆう情の深さとその中の貞操観念の固さを見たかったです。最後の死んでゆく場面は、七之助さんの方が好きですが、血判の場面は勘太郎さんの力の籠もった演技が良かったです。
「蜘蛛糸梓弦」
亀治郎さんの童が・・(笑)!!凄く衝撃的でした。七之助さんの赤っ面も衝撃的・・でも美しい!蜘蛛の糸大放出で飽きずに見られました。

私は七之助さんが大好きなので、七之助さんばかり目で追ってしまいます。だから感想も偏っている・・。お正月のご挨拶も七之助さんで、自分へのご褒美のブロマイドも全部七之助さん・・七之助さんづくしの新春浅草歌舞伎でした。